タイ・バンコクファッション見聞記
新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年末は、タイ・バンコクで過ごしてきました。最近は、アジアブランドに注目が集まり、取り上げられていますが、今回、バンコクでその勢いをさらに実感しました。
アジア系ブランドのよさの1つに、欧米ブランドとは異なる、親しみやすいムードが挙げられます。モードの歴史が長く、「洋服」の伝統がしっかりしている欧米の服はカッティングや仕立てが全体にカッチリしていて、やや着る人に緊張を強(し)いる感じがあります。でも、割と洋服の歴史が浅いアジアの服はそれぞれの国・地域の服飾文化を写し取っていて、もう少しフレンドリーな立ち位置です。割と自分好みのテイストで自在にアレンジしやすいので、自分らしく着こなしたいという今のニーズに合っています。
モードの常識にとらわれないシルエットや素材、ディテールなども、アジア系ブランドの持ち味と言えます。例えば、今回見てきたタイブランドでは、タイ名産のシルクや手の込んだレースや刺繍を好んで用いていて、独特の質感が華やかでドリーミングな雰囲気を漂わせていました。1年を通じて暑い国だから、シルエットも1枚で着ることを前提にして、そのかわり、1枚でもさっぱりしすぎて見えない、個性的なシルエットが多いのも特徴です。
手間賃が割と安く済むせいか、凝ったディテールの割に値段がこなれている点も魅力的に映ります。同じアジア人という事情もあって、体型の設定が日本人に近い点も着こなしやすさにつながっていると言えそうです。
今回の滞在でも気になるアイテムがたくさんあって、プライベートなショッピングも楽しめました。バンコクのファッション事情について書きましたので、ぜひ、こちらをご覧ください。
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タイファッションの深みと味わい(バンコク見聞記)
http://www.apalog.com/riemiyata/archive/162
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